Report.2 まちなかでチェアリング!座ることから始まる自分の居場所作り

今回の授業は、まちなかで”チェアリング”

今回の授業は、事務局の古河さん、鈴木さんによるプログラムです。

2020年11月3日(文化の日)にJR石橋駅西口エリアで「まちなかに自分の居場所を作る」をテーマに「チェアリング」を実施しました。

「チェアリング」とは、持ち運びできるイスを野外に置いてくつろぐ行為です。必要なものは現地調達し、なるべく手軽に行うことが望ましいとされています。騒がない、汚さないはもちろん、人の気分を害さないように行動することが最低限のマナーとなっています。

下野市役所前でチェアリングを行う事務局メンバー。(左)鈴木さん、(右)古河さん。

イスを手にしてまちなかを歩くことで、普段なら何気なく通り過ぎてしまう場所を「活用する」という視点で見つめ直す機会になります。「こんな場所があったんだ!」と、自ら見つけた場所にイスを置き、思い思いの時間を過ごした様子をお伝えします!

 

集合時からチェアリングは始まっていた!?

参加者は、JR石橋駅西口すぐ隣の「石橋駅前コミュニティセンター」に集合。この日は天気も良く、持ち寄ったイスを屋外に並べて「チェアリング」の説明を受けました。

チェアリング未経験者からは「1人だと勇気がいるけど、みんなでなら出来る気がして!」との声も。

アウトドア用のイスが並べられていく中、一風変わったイスを持参した方も…!「この発想はなかった」と注目を集めた。

今回は北エリアと南エリアの2チームに分かれ、チェアリングできそうな場所を探すことになりました。参加者には地図が渡され、チーム内で歩くルートを共有。「開雲寺」に集合することを約束し、「石橋駅前コミュニティセンター」を出発しました。

オレンジの線で囲われたエリア内を探索し、座った場所、気になった場所を地図に記入していく。

 

北ルートの様子

北ルートの様子を写真でお届けします!

普段なら通り過ぎてしまうような遊歩道でアウトドア用のイスを組み立てる。

車止めがあるので安心。本を読みながらチェアリング。

上町コミュニティセンターと駐車場の間のちょっとしたスペースも使ってみた!

 

南ルートの様子

南ルートの様子を写真でお届けします!

線路沿いの公園を発見し、公園内に入っていく…。

石橋駅前のお店で買った御菓子や飲み物を楽しみながら、イスを並べてくつろぐ。

中央公園に訪れた時の様子。少し変わった遊びが生まれ、様々な楽しみ方が出来るのもチェアリングの醍醐味。

 

感想を「開雲寺」で共有

まちなかを注意深く探索したことで、瞬く間に時間は過ぎていきました。
「もっと探索したい」、「チェアリングを楽しみたい」という気持ちを抑えつつ、開雲寺に集合してチェアリングの様子や感想を共有しました。

JR石橋駅西口から「開雲寺」まで徒歩4分。江戸時代に徳川将軍家の日光東照宮参拝道中の休泊所だったと言われている。

「開雲寺」で談笑する様子。スペースさえあれば手軽にチェアリングができる。

参加した方々からいただいた感想は、以下のとおりです。
「みんなで座ってみると、思ったよりも居心地がよかった」
「電車を見ながら本を読めるところがあればいいな」
「キャンプやBBQとも違う。子どもを連れてやってみたい」

その他にも、次回のチェアリング開催に向けて「エリアを変えて実施したい!」、「チェアリングしている場所に出前を頼んでみたい!」といった案が出ていました。

参加者がチェアリングを通して「このまちで、もっと面白いことができる!」と、実感している様子が伝わってきました。きっと、まちなかで自分の居場所を見つけたのだと思います。

「開雲寺」で集合写真を撮影。チェアリングによって思い出ができ、愛着が生まれていく。

これまでプログラムに参加された方々はもちろん、まだ参加していない人も、様々な「やってみたいこと」があると思います。その気持ちを忘れないうちに「シモツケ大学」にぶつけてください!

今回のチェアリングのように、一人だとちょっと気恥ずかしいことも、みんなで集まると出来たりしますからね。

一緒にやりましょう!それでは!

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